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一滴の雫 [詩のようなもの]

この一滴の水が

どこから きたのか 

その旅路に想いを馳せてみる

水雫.jpeg



この一粒の砂が

どこから きたのか

その旅路に想いを馳せてみる

海と砂.jpeg




今 手にしている

すべての 物質

どこから きたのか

どのように その形に成りえたのか

その 旅路に 想いを馳せてみる


これらの 価値

どっちが 高い 安いとか

値段をつけるなんて

ただ一時的な 便宜上のこと

すべての物質には はかりしれない価値がある


ここに 在るということは

物質であれ 生命体であれ

在るということは

奇跡でしかない
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つたえたいもの [詩のようなもの]

こどもの頃

空から降る雨に とにかく感動したことがある

この雨が降っている 感覚 

雨を 讃え 

雨 そのものを みんなと共有したい

どうすれば それができるのか

雨に向けて わたしも 何度も コップにくんだ水を 放ってみた




生きることに

何の心配もなくなり

食べるための 仕事をしなくても良くなるのなら

わたしが したいことは

この地球の 身近な 自然を

見て 触れて 聞いて 嗅いで 感じて

その 感動を 伝えること

何の術も 持たぬゆえ

こうして 言葉で つむいで いきたい


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6月のある日に [詩のようなもの]


ふり続く雨
もう何日も
ふとんが干せない
洗濯物が乾かない

でも雨
大地をうるおし
湖から川へ
そして海へ
照りつける太陽のもと
水は蒸気となり
再び天に還る

水よ
この惑星は
水の惑星

いのちをはぐくむ
不可欠の要素

雨が降る



豪雨の被害に遭われている皆様には
申し訳ないような言葉であることを
承知しておりますが
今 ここに記させていただきました。

山を崩し 田を減らし 
その他 もろもろ 自然環境を破壊してきたことが
豪雨と水害の原因だと思います。


その上、いのちの水(水道)を民営化し
一部の利権とされてしまいそうです。

安倍政権が推進する「水道事業民営化」は、「水という人権」を蹂躙する
https://hbol.jp/169803

水循環のおかげで
わたしたち 地球上のいのちは、生かされているのです。

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みんな いのち [詩のようなもの]

みんな いのち

おとことおんな
おとなとこども

みんな いのち
ひとつの いのち

白人 黒人 モンゴリアン
お金持ちも ホームレスも

みんな いのち
ひとつのいのち

ひと 動物 鳥 魚 虫たちも

みんな いのち
ひとつのいのち

木も 花も 草も

みんな いのち
ひとつの いのち

この地球で
互いにささえあって 生きている

太古の昔から
ずっと ずっと  
受け継がれてきた
いのちの ひとつ

おおいなるめぐみによって
この地球に
生かされている

ひとつのいのちのために
ささげられる 数知れぬ いのち

みんな いのち
ひとつのいのち


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おっぱいのこと [詩のようなもの]

搾乳器でしぼり出した
20ccの黄色い液体 初乳

おっぱいがでた!

3時間おきに
目をさまして
大きな声で泣く 
わたしの赤ちゃん
おっぱいを飲ませることが
こんなに大仕事だなんて
思ってもみなかった
育児書というマニュアルどおりに
おむつを替えて
だっこして
両方の乳房をふくませて
げっぷさせて
もう一度おむつを替えて
搾乳器で残りをしぼる

まさしくミルク色のお乳が
ピューッと出る
フワッと軽くなった乳房
3時間たつと
ズッシリ重く ぱんぱんに張る

毎日、毎日
そのくり返し

そして、ある日
いつものように
おっぱいをあげていた時
わたしの魂をつらぬく閃光が

そうだ
あたし 哺乳類だったんだ
生きものだったんだ!

妊娠を知ったその時から
ずっと続いていた
この なまなましい感じ
人間って 動物だったんだ!

10ヶ月後
飲ませるのをやめた おっぱいは
あっけなく とまり
乳房は しぼんだ
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おまえが生まれ出でて [詩のようなもの]

おまえが わたしの中にいるとわかった時
おまえが私たち夫婦二人だけのこどもではないことを知った
両親 祖父母 はるかに続くご先祖たちの
どれほどの めぐりあいがあったのか
おまえは わが子 ひとの子 地球の子
太古のむかしから 連綿とつらなってきた
いのちの ひとつ

そして
わたし自身も同じ存在
地球上の生きとし生けるもの
すべてが 同じ存在
ひとつの いのち

おまえが生まれ出でて
わたしの両の乳房が
その本来の働きをはたしている時
ふと 気がついた

自分が 哺乳類であることに
生きものであることに
哺乳類に属する動物であることに
そうだ、人間も生きものだったのだ

おまえは 声をたてて
笑うようになった
まぶしいほどの笑顔

いのちの
ひとつのいのちの この輝き

だから
母は今 立ちあがる

そして
母は信じている
人間の歴史が
新しい夜明けを迎え
いのちが
その輝きをます日の来ることを


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